健診データの読み方・考え方(10:糖尿病の食事療法の意味)

糖尿病では、食事療法が不可欠です。その理由を、下の図で説明します。

健常な状態では、食べ物の量に応じてインスリンが分泌され、血糖値をコントロールしています(左)。糖尿病になると、インスリンの分泌量が少ないので、食べた量を処理できなくなり、血糖値が上昇してしまいます(中)。そこで、少なくなったインスリンの量に合わせて食物の量を減らすことで、バランスを保つのです(右)。日本人の糖病患者の約95%は2型糖尿病です。その多くの患者では、食事療法を厳格に実行することで治療が可能です。

糖の吸収を穏やかにするというコーラやウーロン茶などがCMで流れています。いかにも、これを飲めば沢山食べてもOKというイメージですが、実際に吸収を阻害できるのは数10 kcal 程度と極僅かです。ご飯は1杯で160 ~180 kcal 、ハンバーガーは1個で約300 kcal ですから、吸収を阻害できるのは約1口分と言うことになります。CMに惑わされて食べ過ぎないようにしましょう。

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