テレビの見過ぎは肺塞栓死亡リスクを高める

2016年08月10日

オリンピックが始まり、日本人選手の活躍が報じられています。私は、趣味と健康を兼ねて水泳をしていますので、萩野選手の金メダルが感動的でした。日本人選手を応援していると、ついついテレビの前に居座る時間が長くなってしまいます。

1日に5時間以上テレビを見る人は、肺の血管が詰まって死亡する危険が2.5倍も高いことが、大阪大学などの研究グループから発表されました。肺塞栓症とは、血栓(血の塊)が血液の流れに乗って肺の動脈(肺動脈)に運ばれ、そこを突然ふさいでしまう(塞栓)病気です。飛行機のエコノミークラス症候群と同様で、テレビ視聴時は同じ姿勢になり足を動かさなくなるので、足や骨盤付近に血液が溜まり易くなることが原因と考えられます。

5時間以上のテレビ視聴時間を半分以下にすると、肺塞栓の死亡患者数は3割低下するそうです。他には、時々立って歩いたり、足をマッサージすることでも、リスク低減になります。また、汗をかいて脱水状態になると、より血栓ができやすくなりますので、水分の補給も大切です。健康に気をつけて、応援しましょう。日本ガンバレ!