他の薬の副作用の頻度について、紹介しましょう。日本では表に出ないことが多いので、アメリカの副作用情報を示します。1994年の処方箋数は約30億枚でした。この中で、約200万人が副作用で入院しています。確率として、1500分の1でした。さらに、この中の10万人が死亡しているのです。病気ではなく、薬の副作用で死亡した患者の確率は、なんと3万分の1なのです。宝くじの1等に当たる確率は100万分の1ですから、この約300倍の確率で薬の副作用で死亡するのです。薬は、効果と副作用を持った両刃の剣なのです。ですから、腕の良い医師程、少ない薬で治療するのです。“君子医師と薬に近寄らず”をモットーに、どうしても我慢できない時、薬でしか命を救えない時以外は、薬は極力飲まないことです。
抗がん剤の副作用(3)
2014年03月10日
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