イソフラボンで痩せるは根拠無し!消費者庁が改善措置命令

2017年11月10日

飲むだけで体重や脂肪が減る」とのうたい文句で販売されていた“くずの花由来のイソフラボン”に対して、根拠がなく誇大広告に当たるとして、太田胃散、スギ薬局、ニッセンなど16社に対して改善措置命令が出されました。

この商品は、体重やお腹の脂肪を減らす機能性食品として販売されており、上記に示した太田胃散の広告では科学的根拠有りとして公表していました。しかし、消費者庁の調査では、明らかな痩身効果を示すデータが確認できないとしています。この改善命令に対して、太田胃散では再発防止に努めたいとコメントしています。

この様な商品が販売される裏側には、痩せたいと願う女性が多いことがあります。しかし、この女性達の多くは、太っていないのに自分は太っていると思っているケースや痩せているのが美人と勘違いしているケースが殆どです。美人(魅力的な女性)の第一条件は健康であり、そして生き生き、ハツラツしていることです。根拠の無い健康食品に頼っても、効果はありません。

健康食品に関しては、本ブログではこれまでに度々注意を促してきました。国がお墨付きを与えたトクホでさえも殆ど効果がないものが多いこと(2014.9.1:トクホのウソ(1)、2014.9.10:トクホのウソ(2)、2016.3.10:健康食品;トクホ表示やうたい文句に騙されるな、2017.4.1:「トクホの大嘘」を週刊新潮が特集)、根拠のない健康食品(2017.3.20:根拠の無い健康食品(特に水素水)にご注意)、健康被害の多い商品(健康食品で健康被害(ウコン))などがあります。本ブログを参考に、よく吟味してください。そして繰り返しですが、健康を守る基本は、バランスの良い食事と適度な運動です。