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水分摂取

認知症の予防と改善に水

2018年01月20日

認知症の予防と改善には、1日1500 mlの水が有効です(国際医療福祉大学:竹内教授)。人間の身体の多くは水分で構成されており、その含有量は子供では約75%であるのに対して、成人では約60%、高齢者では約50%へと、加齢とともに減少していきます。水分量が減少して細胞が脱水状態になると、意識レベルが低下して物忘れが多くなり、ひいては認知症になり易くなります。

竹内教授の研究によれば、水分摂取の量と物忘れの度合いは相関関係に有り、水を飲ませると覚醒水準が上昇するとのこと。既に認知機能が衰えて、徘徊や大声を上げるなどの症状も、十分な量の水分摂取(1日当たり1500 ml程度)で短期間で劇的に改善する症例が多いとのことです。

水分の摂取は、熱中症の予防や心筋梗塞、脳梗塞の予防にもなりますので、こまめに飲むようにして下さい。ただし、腎臓病や心臓病の方は水分制限がありますので、多量の水分摂取はできません。これらの疾患のある方の水分摂取量は、担当医の指示に従って下さい。