iPS細胞による心筋梗塞の治療

サルのiPS細胞から作成した心筋細胞で、心筋梗塞のサルの治療に信州大学の研究チームが成功しました。治療法は、カニクイザルから皮膚細胞を採取して、iPS細胞を作成します。そのiPS細胞を心筋細胞に変化させ、心筋梗塞のサルの心臓に注射器で移植しました。移植された心筋細胞は心筋に定着して、心機能の改善が確認されました。しかしながら、不正脈が観察されたことより、その抑制が次の課題となります。

今月10日の記事で、iPS細胞のがん化を抑制する研究を紹介しましたが、iPS細胞を使用した再生医療は日々進化しています。この方法を応用して、心筋、網膜、膵ベータ細胞、神経細胞など、様々な細胞を作製してiPS細胞バンクを作っておけば、必要な時に治療に応用できるようになります。その日が近づいています。

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