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カップ麺

塩分摂取 1 位はカップ麺

2017年05月20日

日本人が塩分を多く摂取している食品を、国立健康・栄養研究所が2012年の国民健康・栄養調査のデータをもとに解析しました。対象は、20歳以上の男女2万6726人です。その結果、1位はカップ麺で1日当たりの食塩摂取量は5.5グラム、2位がインスタントラーメン、3位が梅干しでした。厚労省の食塩摂取量の1日の目標値は、男性で8グラム未満、女性で7グラム未満ですから、カップ麺だけで1日の目標値の半分以上を摂取してしまう計算です。

食塩摂取量を減らす方法として、スープは飲まないことや、塩分の少ない商品を選ぶなどの工夫も必要です。例えば、“だしの〇〇で減塩”のカップ麺の塩分は2.8グラムなので、一般のカップ麺の約半分ですが、それでも目標値の約3分の1の量です。スープを飲まないで麺とかやくだけなら、1.0グラムに減量できます。

余分な塩分(ナトリウム)を尿中に排泄するには、カリウムが働きます。カリウムを多く含む食品は野菜や果物ですから、野菜をたくさん食べることと食後のデザートに果物を摂ることを心がけましょう。