健康講演で和歌山に行ってきました。演題は「知ると長生き 健康の常識」で、知っているようで知らない、また間違って理解している健康の知識についての話です。内容は、良い病院と良い医者の見分け方、種々の薬(抗生剤、解熱剤、下剤止めなど)の正しい使い方、健康食品の実態などです。例えば、大学病院の医師は名医で、教授は名医中の名医と信じておられる方もおられるでしょうが、必ずしも教授イコール名医ではありません。何故なら、大学病院は研究をしたい医師がいるところであり、教授は研究論文の数で選ばれるので、患者の治療実績ではありません。研究材料としての患者には興味がありますが、治療に興味はないことが多いのです。良い医者とヤブを見分ける方法の一つは、薬の量があります。腕の悪い医師ほど沢山の薬を処方し、下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる方式になります。その沢山の薬の副作用で更なる症状が出ると、それを抑える薬を追加するので、薬の追加の悪循環になります。良い医師の条件は、最小限の薬で治療、セカンドオピニオンを嫌がらない、専門外の症状は専門の医師を紹介することです。薬の例では、抗生剤は細菌をやっつける薬であり、ウイルスには効果がありません。風邪の約90%はウイルスが原因なので、風邪に抗生剤は無意味です。また、ウイルスに感染すると熱がでますが、これは熱に弱いウイルスが住みにくい環境を作っているので、解熱剤で体温を平熱に下げてしまうとウイルスが増殖しやすくなるのです。また、細菌やウイルスが原因の下痢では、これらの原因物質を下痢で排泄しているので、下痢止めを飲むと症状が悪化します。健康食品の選び方では、テレビで宣伝している知名度と効果はイコールではありません。医療の国家資格(医師、薬剤師、看護師など)を持った常駐の担当者が相談に応じてくれる会社の製品が、より信頼性は高いです。
昨年は、医療関係者でないと知りえない医療の裏側を、全国で講演してきました。医療の裏側や上記の健康の常識など、健康に関する講演会をご希望の方は、本社または営業担当者にご相談ください。
講演の後は、歓迎会をしていただきました。和歌山は2回目の訪問です。前回来るまでの和歌山のイメージは、ミカンと梅干だけでした。ところが、講演終了後にご馳走になった海の幸は最高に旨かったので、和歌山の認識を新たにした次第です。今回は違う店でしたが、最初に凄い船盛りが登場し圧巻です。伊勢海老、アワビ、サザエ、鯛など、普段は食べることがない高級品ばかりです。和歌山の方々は、普段からこんなご馳走を食べているのでしょうか?その後も次々に料理が登場します。せっかく和歌山に来たので、ビールの後は紀州南高梅の梅酒を飲んでみましたが、これが旨い!さすがに紀州の梅は違いますね。前回お土産に梅干をいただいたお客様からは、今回も最高級の梅干をいただきました。特大サイズの南高梅の梅干の味はまろやかで、ご飯には最強のお供です。美露仙寿を買っていただいているお客様ですから、私の方がお礼を申し上げる立場なのですが、逆にご馳走やお土産で感謝のお気持ちをいただき、国際友好交易の仕事をしていて良かったと思える一時でした。こんなに良い思いを出来るなら、毎月でも和歌山に講演に行きたいと思う出張でした。