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健康

女子高生の過半数が「自分は太っている」と考える

2018年05月01日

日本の女子高生の過半数(51.9%)が、「自分は太っている」と考えていることが国立青少年教育振興機構の調査で報告されています。しかしながら、実際にBMIが25以上の肥満はわずかに2.7%のみでした。この結果は、女子高生が必要以上にダイエット思考が強いことを示しています。ちなみにアメリカの女子高生では19.7%で、日本よりもはるかに低値であり、日本ほど痩せることに執着はないようです。
この調査結果は、本ブログ(イソフラボンで痩せるは根拠無し、消費者庁が改善措置命令、2017.11.10)で示したように、太っていないのに自分は太っていると思い込んでいるケースや、痩せているのが美人と勘違いして、痩せたいと願う女性が多いことに原因があります。私が講義に行っている短大の女学生からも、「痩せるにはどうすれば良いでしょうか?」という質問を度々受けますが、全く肥満はありません。

美人(魅力的な女性)の第一条件は健康であり、そして生き生き、ハツラツしていることです。痩せすぎは不健康で、逆に女性の魅力を落としてしまいます。

 

健康クイズ ③  食事と健康

2018年03月20日

健康クイズの第3回目は、健康の基本である食事に関する問題です。

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問題① 痩せは

a.  健康で長生き

b.  病気しやすく短命

 

問題② 朝食抜きは

a.  痩せやすい

b.  太りやすい

 

問題③ 小児の肥満は成長すると

a.  肥満が残る傾向がある

b.   改善する

 

問題④ アルコールは

a.  肥満とは関係ない

b.  エネルギーに変換され肥満のもとになる

 

問題⑤ 肥満と血圧の関係は

a.  関係ない

b.  肥満で血圧が上昇

 

問題⑥ 痩せの大食い(ギャル曽根、もえアズなど)が肥満しないのは

a.  栄養分が吸収されにくい特異体質

b.  トクホのウーロン茶やコーラを飲んでいる

 

問題⑦ 肥満解消には

a.  キャベツダイエット、リンゴダイエット

b.  多種類の食べ物でカロリーは制限

 

問題⑧ 肥満解消の減量は

a.  短期間で行う

b.  月に1~2kg位ずつ

 

問題⑨ 卵の摂取でコレステロール値は

a.  影響ない

b.  上昇する

 

問題⑩ 健康増進のための糖質制限とは

a.  糖質ゼロを目指す

b.  栄養摂取量の約50%に調整

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正解① 痩せは

b. 病気しやすく短命

BMIが18.5以下の痩せ体型は、免疫力が低いので病気しやすく、体力の蓄えが少ないので短命です。病気になる可能性が最も低く健康な体型は男女ともにBMI=22で、長生きなのはBMIが25前後の小太り体型です。従って、健康で長生きするためには、BMI=22~25位の体型がベストですので、食事と運動でコントロールしましょう。

 

正解② 朝食抜きは

b.  太りやすい

朝食を抜いて昼と夕食の2回は、朝昼夕の3食よりも太りやすい傾向があります。相撲取りは太るために、朝と昼の兼用食と夕食の2食にしています。

 

正解③ 小児の肥満は成長すると

a.  肥満が残る傾向がある

小児の肥満は、脂肪細胞の数を増やし、大人になってもその傾向が残りやすいのです。小さいときから食生活を管理して、肥満を避けましょう。

 

正解④ アルコールは

b.  エネルギーに変換され肥満のもとになる

アルコールは3大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)ではありませんが、エネルギーに変換され体内に蓄積されて肥満の元になります。アルコールは、1グラムあたり7.1キロカロリーなので、ビール中瓶(500ml)のカロリーは200kcalになり、ご飯1杯(100g=160kcal)よりも多いのです。また、アルコールは食欲増進作用もあるので、食べ過ぎて肥満する傾向が出ます。要注意!

 

正解⑤ 肥満と血圧の関係は

b.  肥満で血圧が上昇

肥満すると、体重1kg当たり血圧は2mmHg程度上昇します。肥満体で血圧が高めの人は、食事療法と運動療法で減量することで改善が期待できます。安易に薬に頼らず、食事と運動を試しましょう。

 

正解⑥ 痩せの大食い(ギャル曽根、もえアズなど)が肥満しないのは

a.  栄養分が吸収されにくい特異体質

桁違いの大食いでも太らない体質は、食べたものを素早く胃から腸へ送り、栄養分を少ししか吸収しないで排泄する特別な体質です。特保のコーラやウーロン茶の栄養吸収阻害作用は、気休め程度の小さなものです。

 

正解⑦ 肥満解消には

b.  多種類の食べ物を摂るがカロリーを制限

キャベツダイエットやリンゴダイエットなどのワンフードダイエットは、栄養成分がかたより健康を害することと、変化の少ないことで飽きて失敗します。栄養バランスは崩さずに、食事全体のカロリーを制限する食事にしましょう。糖尿病の食事療法は、糖尿病のみならず一般の人の食事の基本になります。さらに、運動療法も組み合わせることで、効果が大きくなります。

 

正解⑧ 肥満解消の減量は

b.  月に1~2kg位ずつ

短期間で急激に減量すると、精神的ストレスが溜まることで挫折してリバウンドする可能性が高まります。また、急激すぎる体型変化は身体への負担となり、寿命を縮める場合もあります。月に1~2kg位ずつ、無理なく減量することが成功の秘訣です。

 

正解⑨ 卵の摂取でコレステロール値は

a.  影響ない

食事から摂取するコレステロールは全体の20~30%程度で、残りの70~80%は体内で合成されます。卵でコレステロールの摂取量が増えた場合は、合成量が減るので、全体量は変化がありません。

 

正解⑩ 健康増進のための糖質制限とは

b.  栄養摂取量の約50%に調整

3大栄養素(糖質、脂質、タンパク質)のうち糖質を65%以上摂取すると、血糖値の上昇や肥満などを招くので、50~55%程度に制限すべきです。糖質はゼロまで減らすことが糖質制限と勘違いしている人がいますが、制限しすぎると栄養バランスを崩し健康を害します。

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いかがでしたか?健康長寿のために、備え(勉強)あれば憂い(病気)無しです。バランスの良い食事と、適度な運動が、健康維持には不可欠です。