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栄養の偏り

孤食(ひとりぼっちの食事)が週の半分超は15%に増加

2018年06月01日

政府が閣議決定した平成29年度の食育白書によると、一日の食事の全てを一人で済ませた頻度は、週に4~5日が4.3%、殆ど毎日が11.0%で、両者を合わせると全ての食事を一人で摂る日が週の半分を超える人は15.3%を占め、23年度の調査から5ポイントも増加していました。単身赴任や核家族化の増加で、孤食はさらに進行するものと予測されています。

孤食になる理由としては、時間や場所が合わない(35.5%)や、一緒に食べる人がいない(31.1%)などがありました(複数回答)。孤食の問題点は、食事の内容が単品になり易いために、果物や野菜が不足し、栄養の偏りも起こりやすい傾向があります。その結果、生活習慣病などに陥りやすくなることが予測されます。

最近では、大学の食堂でもボッチ席で一人で昼食を摂っている学生が増えていますが、同じ食事内容でも大勢で食べた方がより美味しさを感じやすい事が知られています。仕方なく孤食になる場合は、自分の食べる姿を鏡で見るだけでも美味しさが増す事も報告されています(孤食でも鏡を見ると美味しくなる)ので、試してみてください。今後は、家庭や職場、地域などで食事を共にする機会作りを考えることが必要になっています。