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間仕切りカーテン

病院の間仕切りカーテンは危険細菌の温床

2018年11月01日

病室で使用されている間仕切りカーテンは、危険な細菌の温床になっているとの研究を、カナダのマニトバ大学が発表(American Jounal of Infection Control)しました。

研究方法は、新しく洗濯された患者ベッド用カーテン8本とスタッフルームのコントロールカーテン2本を比較しています。3日後にはスタッフルームのカーテン(細菌のコロニー数0.19)と比較して、患者用カーテンは細菌汚染が進行(1.17)していました。時間と共にさらに汚染は進行し、17日後では1.86、21日後では5.11まで細菌コロニー数は増加しました。加えて、10日後までに患者用カーテンの1枚は薬剤耐性菌のMRSAに汚染され、14日後では8枚の内5枚がMRSA陽性になり、病室が危険地帯になっていました。

患者のプラーバシーを守るための間仕切りカーテンは、危険な細菌の温床になっている現実があるので、病院としては頻繁に洗濯をしなくてはならないことが示されました。以前に看護師の象徴であったナースキャップが院内感染の汚染源になっていることが明らかになり、今では使用しなくなっています。間仕切りカーテンも同様の汚染にさらされています。患者として入院する場合は、間仕切りカーテンまで頻繁に洗濯するような清潔な病院に入院したいものです。