人間ドックを受けると殆どの人が病人にされるのですが、何故にこうなるのでしょうか?
結論的に言うと、病院、製薬会社、天下り役人、御用学者の利権があるのです。
利権を得るためには、沢山の病人が必要なので、その方法として主に次の2つを用います。
先ず、沢山の検査項目を設定します。この検査料で病院の収入が確保されます。
後の項(健常者を病人にする方法)で詳しく説明しますが、項目数が多くなれば、
全く問題の無い健常者が異常者に仕立て上げられる割合が増えて、精密検査の受診を勧められます。
すると、病院の患者が増えるので、病院が増収になるのです。
病院は、当然のことながら、検査をして薬などを処方しますので、製薬会社が潤います。
ちなみに、高脂血症薬の2010年の売り上げは約3700億円、糖尿病薬は約2700億円、
高血圧薬に至っては9100億円もあるのです。
この売上高は毎年増加して、10年後にはそれぞれ20~30%の増加が見込まれています。
製薬会社が売り上げを伸ばすためには、
何かにつけて厚生労働省とのパイプが必要になってきますので、
製薬会社には厚生労働省の役人の天下りポストが用意されていて、
持ちつ持たれつの関係が出来上がっているのです。
役人は、この天下りポストを出来るだけ沢山確保するに、
製薬会社の売り上げが増えるシステムを作るのです。
その方法の1つは、上に書いた測定項目の増加で、
もう一つは厳しすぎる基準範囲の設定なのです。
例えば、血圧の基準値(正常値)は以前の180 mmHgから今では130 mmHgに下げられたのです。
以前なら正常だった130~180 mmHgの方は、全て高血圧患者に仕立て上げられます。
この様に、基準値(正常値)を下げるのは、
製薬会社から研究費を貰っている御用学者と呼ばれる先生方で、
製薬会社が求める低い基準値になるような研究成果を発表するのです。
詳しくは、後のブログをご覧ください。